小田 愛美

Pocket


小田 愛美

1988年、北海道旭川市に生まれる。 (旭川市は観測史上最低気温となる-41.0℃を記録している。)
5歳の時、毎年6月に市内で行われる音楽大行進に、重いタムタムを肩から掛け、「鉄琴をやりたかったのに」という思いで参加。 6歳より、母、叔母の影響を受けピアノを習い始める。
毎年12月に行われるピアノの発表会に向け、母のスパルタ指導に涙を流しながら練習に励んでいた。 ピアノ教室の飼い猫に手を引っ掻かれ流血事件もしばしば見られた。(必ず右手。)
同時期に、Earth, Wind & Fire、Deep Purple、KISSなどのロックやファンクミュージックなどを父と一緒に聴くようになる。 スピードやモーニング娘。にあまり興味がなく、女子たちの会話についていけない事が多かった。 小学4年生の11月、吹奏楽部に入部。 これまた母、叔母の影響を受け、クラリネットを強く希望するが、人数の関係で名前も聞いた事のないトロンボーンを吹かされる事に。同級生もおらず、上級生は適当だった為一人寂しくポジション表と向き合う。
勉強が良く出来た記憶は全くない。好きな男の子はたくさんいた。
中学生になり、迷いなく吹奏楽部に入部する。
トロンボーンを吹く気はなくコントラバスに興味を持ち希望するも、結局トロンボーンを持たされていた。
その後、部活動には真面目に取り組み、2年目で両親に楽器を買ってもらい、3年目では副部長を務めた。
副顧問の先生がトロンボーン吹きだったこともあり、よく指導をして下さり練習もするようになり、トロンボーンが大好きになっていた。
しかし、中学でも勉強が良く出来た記憶はなく、服装も乱れ、眉毛もなく、担任に眉毛書きで眉毛を書かれるなど、今思えば「不良」に少し憧れた時期であった。 念を押すが、部活動には真面目に取り組んでいた。
旭川商業高校に、ありがたくも推薦入学をさせていただき、もちろん吹奏楽部に入部しトロンボーンを吹く事になる。祖父はこの高校の卒業生であり、吹奏楽部の部員でもあったため、入学を泣いて喜んでくれた。
まだ「中学生」が抜け切れておらず、眉毛がない事を顧問の先生から厳しいお叱りを受け、猛反省をし、自分の立場というものをよく考えるようになる。 このお叱りがなければ今の私はいないだろう。
この頃から、「女子高生」を捨て、吹奏楽部に没頭する。 吹奏楽部では、とても貴重な体験を多くさせていただいたり様々な場所で演奏をさせていただき、遠くカナダやアメリカの地でも演奏をした。
音大受験を考え始めた頃、トロンボーンパートの指導に来て下さった、元札幌交響楽団首席トロンボーン奏者の真弓基教先生と出逢い、師事をする。
ちなみに勉強の方はというと、小中とは打って変わってちゃんと勉強をするようになり、自分で言うのも何だが、中々良い成績で高校を卒業した。その陰には、授業時間以外にも理解するまで勉強を教えてくれた先生や同級生がいたのだ。
その後、武蔵野音楽大学に入学し、読売日本交響楽団首席トロンボーン奏者の桒田晃先生に師事する。
在学中は、トロンボーンアンサンブル、オーケストラ、ウィンドアンサンブルを学び、選抜学生によるコンサートや卒業演奏会に推薦される。
大学を卒業後、富山県にある桐朋オーケストラ・アカデミーに進学し、オーケストラを専門に学び、3年連続成績優秀者によるコンサートに出演する。 現在、都内外のオーケストラにエキストラとして参加させていただいたり、中学、高校吹奏楽部のトロンボーンパートの指導にあたるなどしている。
猫アレルギーだが猫が大好きで、近所の猫と遊んだり夜な夜なYouTubeで猫の動画を観るのが日々の癒しになっている。
ネイルやファッション、時計にも大変興味がある。
最近はタイ料理にかなりハマっている。(パクチーは避けたい。)
家族、親族に吹奏楽部、楽器経験者がとても多く、ありがたいことに私の活動には理解が深い。
出逢ってきたたくさんの人たちに恵まれ、助けられている事を胸に今後も精進したい。

Trombone Ensemble Jyoshikai