正富 由香

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正富 由香

岡山県で生まれ。
幼い頃から音楽を聴いたり歌ったり踊ったりすることは好きで、保育園の生活発表会で主役をしていたこともあった。
5歳からヤマハ音楽教室に通い、エレクトーンを始める。物心ついたときには練習が嫌で仕方がなく、毎週義務のように通い続けていた。
母が中学校の吹奏楽部の顧問で指揮をしていたので、毎年定期演奏会を聴きに行っていた。その時トロンボーンの先輩方に憧れて、「中学生になったら吹奏楽部に入ってトロンボーンをしよう」と自然と思うようになっていた。 中学生になり吹奏楽部に入り希望通りトロンボーンになれ、練習が楽しくて仕方なかった。エレクトーンやピアノの時の練習嫌いが嘘のようだった。興味を持ったことには片っ端から調べたり試したりする、部活漬けの毎日だった。1年生の秋から部活ではバストロンボーンを担当することになり、低音の魅力を感じたのもこのころだった。
2年生の秋に、中学校の先輩が団員だったことをきっかけに、岡山市ジュニアオーケストラに入団。これをきっかけに自分用に楽器を購入してもらった。
初めてオーケストラを演奏したフィンランディアとカレリア組曲は今でも思い出深い。
高校ではテナーバストロンボーンに戻り、部活も頑張りたいし、レギュラーメンバーで活動したい!という気持ちが強く、岡山学芸館高校に進学。 第一線で活躍されるプレイヤーが講師できてくださっていて、本格的なレッスンを高校生で受けることができた。
トロンボーンは大阪フィルハーモニー交響楽団のロイド高本先生に教わった。
1年次の研修旅行でシカゴに行き、本場のオーケストラを聴いたり、シカゴ交響楽団のチャールズヴァーノンのレッスンを受けた。
この2つの出来事でトロンボーンに対する姿勢が大きく変わった。
「憧れの先輩を目指し、新しいことに挑戦したい」とソロコンクールへ出場するときも、部活のみんなに理解や応援をしてもらったことで、のびのびと自由に高校生活を送ることができた。
大学は部活の顧問のすすめで首都圏の大学を受験することに。NHK交響楽団の新田幹男先生に教わりたくて、講師でいらっしゃる洗足学園音楽大学に進学。
大学生活では音楽に向かう姿勢を180度改めるきっかけになった。
卒業後はフリーランスとして、首都圏、関西圏のオーケストラのエキストラ、小・中・高・大学の部活のトロンボーン指導、スペーシアブラスアンサンブルで学校の音楽鑑賞会の出演、自主演奏会などの活動をしている。
2014・2015年に小澤征爾音楽塾に参加。

 

Trombone Ensemble Jyoshikai