ジギタリス

『不誠実』という花言葉は、ギリシア神話のエピソードに由来します。全能の神ゼウスは、妻ヘラのサイコロ遊びを心よく思っておらず、サイコロを取り上げて地上に投げたところ、この花が咲いたといわれています。

学名のジギタリスは、花の形が指につけるサックに似ていることから、ギリシア語で「指」を意味する「digitus(ディギトゥス)」が語源になったといわれています。和名の「狐の手袋」は、英名「Fox glove(フォックスグローブ)」の直訳です。

英名:Foxglove
分類:オオバコ科 ジギタリス属
学名:Digitalis
別名:キツネノテブクロ(狐の手袋)
誕生花:3/27、5/6、5/12、5/22、5/23、6/6、6/13、6/26、8/18
花言葉:熱愛、誠心誠意、不誠実、不真面目、健康的、胸の思い、熱い胸の想い、隠しきれない恋、熱情、青春、君はただ美しいだけ

 

筋繊維膜のNa,K-ATPase 阻害作用による心筋収縮力の増強、迷走神経刺激による心拍数の減少、房室結節の伝導抑制と不応期の延長など。 胃腸障害、おう吐、下痢、不整脈、頭痛、めまい、重症になると心臓機能が停止して死亡することがある。葉がムラサキ科のコンフリーcomfrey(別名ヒレハリソウ、シンフィツム: 学名 Symphytum officinale L. ) と似ているため誤食され、死亡事故もある。

コンフリーは以前、食用とされてきたが、過剰に摂取すると肝障害を引き起こすピロリジジンアルカロイドを含むことがわかり、厚生労働省から摂食しないよう注意勧告が出ている。

中毒発現血中濃度は、ジギトキシン:2.5 ng/mL 以上、ジゴキシン:35 ng/mL 以上で あり、推定致死量はジギトキシン:5 mg 以上、ジゴキシン:10 mg 以上である。