猿田神社

猿田神社


【社 格】無格社
【所在地】銚子市猿田1675-21
【電 話】
【主祭神】猿田彦大神・天鈿女命・菊理媛命
【相 殿】
【境内社】
【兼務社】
【御由緒】社伝によれば、垂仁天皇25年11月25日の創建とされ、神功皇后の御世に生田神社の摂社になったという。大同2年(807年)に社殿を造営、康平年間(1058年~1065年)には源頼義が神田を寄進し、鎌倉時代以降も武家の信仰が篤く源頼朝も寄進したと伝えられ、足利晴氏は金印を奉納をし当時のものという印が現存する。

永禄9年(1566年)海上氏と安房正木氏との合戦で社殿を焼失、元亀年間に再建するも天正元年(1573年)にふたたび焼失、翌天正2年(1574年)に再建し、現本殿は延宝8年(1680年)に改築されたものである。なお、天正19年(1591年)には徳川家康も朱印地30石を寄進した。
庚申の年(60年ごと)に式年大祭神幸祭がある。

昭和49年3月19日 県指定天然記念物
猿田神社は神護景雲2年(768)に、称徳天皇から神戸を寄進されたと伝わる古社で、源頼義、義家、頼朝や足利氏、千葉氏などの崇敬が篤く、神領や宝物が寄進されてる。
猿田神社の森は県指定有形文化財である猿田神社の社叢林として大切にされてきた。林は、社殿南側のスダジイが優占する林と、東側のスダジイとアカガシが優占する林に大別される。社殿南側のスダジイ林は、高木層がスダジイによりほぼ占められており、亜高木層にヒサカキ、ヤブツバキ、ヤブニッケイが、低木層にはヒサカキ、ネズミモチ、スダジイ、ヤブツバキ、ヤブニッケイが見られる。社殿東側の林では、高木層にはスダジイ、アカガシ、モチノキが混交し、亜高木層を占める樹種は多様である。
両林とも林床にスダジイの幼樹が多く生えており、今後ともスダジイ林として持続してゆく可能性が高い。海岸や利根川沿いの斜面などを中心にタブノキ林が多くみられる海匝地域だが、猿田神社の森はその中にある典型的なスダジイ林として、学術的に価値のある森林である。

【例祭日】11月15日
【H P】