
出版社: 新潮社
発行日: 昭和55年11月25日
文庫本 #4
内容:
明治元年、宮城県石巻町に生まれた安田恭輔は15歳で両親を失う。外国航路の見習船員となり、やがてアラスカのポイントバローに留まった彼はエスキモーの女性と結婚してアラスカ社会に融けこんでいく。食料不足や疫病の流行で滅亡に瀕したエスキモーの一族を救出して、アラスカのモーゼと仰がれ、90歳で生涯を閉じるまで日本に帰ることのなかったフランク安田の波瀾の生涯を描く。
収録/舞台・登場人物:
第一章 北極光(オーロラ)
第二賞 ブルックス山脈
第三章 ユーコンのほとり
終章
アラスカ取材気候