紀行『アルプスの谷 アルプスの村』単行本

Title: 紀行『アルプスの谷 アルプスの村』
初出: 単行本
出版社: 新潮社
発行日: 1964年(昭和39年)7月
単行本 #3
Genre:

内容:

『夢に見たアルプス』を改題

チューリッヒを出発した汽車は牧草地をぬけるとアルプスの山塊を登っていく。いきなり車窓に飛込んできた巨大な岩壁のアイガー、朝日の全容を示した座せる弧峰のマッターホルンをはじめ、人なつこい宿の主人シュトイリ氏、チナールの谷で逢った愛らしいベルギーの少女たちなど、憧れの土地で接した自然の風物と人情の機微を清々しい筆で捉えた紀行文。

収録/舞台・登場人物:
1:白銀の峰々
2:老ガイドの宿
3:ユングフラウヨッホに立つ
4:タンネの森に雨が降る
5:滑らかな草原ツェルマットへ
6:山岳博物館と遭難者墓地
7:石の巨人ーマッターホルン
8:郵便バスに乗って
9:プティムンての小屋
10:白銀のガウン
11:メールドグラースの大氷河
12:山岳塀のいる街
13:窓に花のない村
14:死んだ山
15:エタンソンの谷
16:アラレの降る国境
17:一点の光明
18:真夏の雪
19:谷間で会った少女
20:さよならアルプス