浅草富士浅間神社

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【社 格】
【所在地】東京都台東区浅草5-3-2
【電 話】03-3844-1575
【主祭神】木造木花咲耶姫命
【相 殿】
【境内社】
【本務社】浅草神社
【御由緒】浅間神社は、富士山への信仰に基き勧請された神社で、神体として「木造木花咲耶姫命坐像」を安置する。
創建年代は不明だが、「浅草寺志」所収「寛文11年江戸絵図」に表記があり、江戸時代初期の寛文11年(1671)までには鎮座していたようである。現在の鎮座地は、約2mほどの高みを成しているが、中世から江戸初期にかけて、関東地方では人工の塚、あるいは自然の高みに浅間神社を勧請する習俗があったとされており、当神社の立地もそうした習俗に基くものと思われる。
江戸時代には浅草寺子院修善院の管理のもと、修験道による祭祀が行われ、江戸を代表する富士信仰の聖地として、各地の富士講講院たちの尊崇を集めた。明治維新後は浅草寺の管理を離れ、明治6年には浅草神社が社務を兼ねることとなり、現在に至っている。
本殿は、平成9・10年の改修工事によって外観のみ新たに漆喰塗がほどこされたが、内部には明治11年建築の土蔵造り本殿が遺されている。さらに、この改修工事に伴う所蔵品調査により、江戸時代以来の神像・祭祀用具・古文書などが大量に確認された。
これら、本殿・諸資料・境内地は、江戸時代以後の江戸・東京における富士信仰のありさまを知る上で貴重であり、平成11年3月、台東区有形民俗文化財に指定された。
祭礼は、毎年7月1日の「富士山開き」が著名で、また、5・6月の最終土・日曜日には植木市が開催されている。
【例祭日】富士山開き7月1日、植木市5・6月の最終土・日曜日
【H P】http://www.asakusajinja.jp/asakusajinja/sengenjinja.html

浅草富士浅間神社

浅草富士浅間神社