1990年山梨県生まれ。4歳からヤマハ音楽教室にて、ピアノ・作曲を石丸八重子,青木進,山下葉子の各氏に師事。2002年よりヤマハピアノ演奏研究コース,東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部ピアノ科にてピアノを秦はるひ氏に師事。大学卒業と同時に2011年より渡仏し、パリ国立高等音楽院ピアノ科に審査員満場一致の最高成績で入学、ピアノをMichel Dalberto,Claire-Marie Le Guayの各氏に師事。2014年に第一課程、2016年に第二修士過程を最高成績で卒業。2017年4月より、ベルリン芸術大学修士課程ピアノソリスト科にて、Björn Lehmann氏の下で研鑽を積む。
これまでに国内外数々のコンクールにて優勝入賞。2006年8月,「第4回東京音楽コンクール」ピアノ部門,最高位(第2位)。2008年11月,「第9回スペイン人作曲家ピアノ国際コンクール」(スペイン・マドリッド)第3位,及びG.B.BRAVO賞。 2009年10月,「第66回ロン・ティボー国際コンクール」ピアノ部門(仏・パリ)ファイナリスト,フォーレの演奏における最優秀賞Madame Gaby Pasquier賞。2010年8月,「第5回ヴィルトォーゾ・ド・フトゥール国際コンクール」(スイスCrans‒Montana)最高位( 第2位)。2010年10月,「第79回日本音楽コンクール」ピアノ部門第3位。2013年10月,「第82回日本音楽コンクール」ピアノ部門第2位、及び三宅賞,岩谷賞(聴衆賞)。2014年12月、「第8回カンピージョス国際ピアノコンクール」(スペイン・マラガ)にて第1位。2015年3月,「第61回マリア・カナルス国際音楽コンクール」(バルセロナ)第4位。また、2015年8月にはヨーロッパ屈指の難関コンクール「第18回パロマ・オシェア・サンタンデール国際ピアノコンクール」にてファイナリスト賞。2016年6月,「第7回マッサローザ国際ピアノコンクール」(伊・ルッカ)にて第1位。2017年9月、「第66回ARDミュンヘン国際音楽コンクール」(独・ミュンヘン)ピアノ部門にて、セミファイナリスト。2017年12月、「第22回アルトゥール・シュナーベルコンクール」にて最高位(第2位)。2018年4月にベルリン・スタインウェイハウスで行ったリサイタルが評価され、スタインウェイ賞を受賞。
コンチェルトをこれまでに,沼尻竜典,梅田俊明,広上淳一,曽我大介,高関健,増井信貴,薬袋貴,Ovidiu Balan,Didier Benetti,Pablo Gonzalezの各氏の指揮のもと,東京フィルハーモニー交響楽団,新日本フィルハーモニー交響楽団,東京交響楽団,藝大フィルハーモニー,山梨交響楽団,フランス国立管弦楽団,Mihail Jora Bacauフィルハーモニー,スペイン放送交響楽団、ミュンヘン室内楽団などと共演。
東京や地元山梨でのソロリサイタルを始め,近年では仏パリ,ビルフランシュ,英ロンドン,西バレンシア,セゴビア,スイス、モンタナなどの音楽祭にも招かれソロリサイタルを行う。また室内楽やデュオなどのアンサンブルにも積極的に取り組んでおり、室内楽奏者としても定評がある。
2010–2012年度ヤマハ音楽振興会音楽支援制度奨学生。2013–2014年度ロームミュージックファンデーション奨学生。2015-2016年度明治安田クオリティオブライフ奨学生。2018年より、スイスのフォンダシオン・クラバルテより奨学金を授与。