- ビアフラ物語 飢えと血と死の淵から
- ジャッカルの日
- オデッサ・ファイル
- 戦争の犬たち
- シェパード
- 収録作品:
- ブラック・レター
- 殺人完了
- シェパード
- 悪魔の選択
- 第四の核
- ネゴシエイター
- 神の拳
- イコン
- ハイディング・プレイス 日本が舞台の短編作品
- カリブの失楽園
- 戦争の犠牲者
- 売国奴の持参金
- 帝王
- 収録作品:
- よく喋る死体
- アイルランドに蛇はいない
- 厄日
- 免責特権
- 完全なる死
- 悪魔の囁き
- ダブリンの銃声
- 帝王
- 戦士たちの挽歌
- 収録作品:
- 戦士たちの挽歌
- 競売者のゲーム
- 奇蹟の値段
- 囮たちの掟
- 時をこえる風
- フレデリック・フォーサイス 翼を愛した男たち アンソロジーの編著
- マンハッタンの怪人 – ラヴ・ネヴァー・ダイズ (ミュージカル)の原作
- アヴェンジャー
- アフガンの男
- コブラ
- キル・リスト
- アウトサイダー 陰謀の中の人生- 自伝
月別: 2018年2月
Jack Higgins
本名はヘンリー・パタースン (Henry Patterson) 。
1929年7月27日にイングランド北部のニューカッスル・アポン・タインに生まれる。幼年時代は北アイルランドのベルファストに住んでいた。
15歳の時ロンドンに出て以降、転々と職を変える。第二次世界大戦にも従軍した。歴史教師を経て1964年から専業作家となり、ハリー・パターソン (Harry Paterson) 、マーティン・ファロン (Martin Fallon) 、ヒュー・マーロウ (Hugh Marlowe) 、ジェームズ・グレアム (James Graham) と複数のペンネームで活動していた。
1975年にヒギンズ名義で書いた『鷲は舞い降りた』のヒット以降はジャック・ヒギンズを用いることが多い。以前に別のペンネームで書いた作品の多くもヒギンズ名義で再版されている。
その後、チャネル諸島ジャージー島に住居を移し、作品を書き続ける。
1991年には長編50作を記念して『鷲は舞い降りた』の続編『鷲は飛び立った』が書かれた。
2022年4月9日英領チャネル諸島ジャージー島の自宅で死去、92歳。死因など詳細は明らかになっていない。
ジャック・ヒギンズ名義
- 「廃虚の東」 “East of Desolation”
- 「真夜中の復讐者」 “In the Hour Before Midnight”
- 「地獄島の要塞」 “Night Judgement at Sinos”
- 「神の最後の土地 」 “The Last Place God Made”
- 「非情の日」 “The Savege Day”
- 「死にゆく者への祈り」 “A Prayer for the Dying”
- 「鷲は舞い降りた」 “The Eagle Has Landed”
- 「エグゾセを狙え」 “Exocet”
- 「狐たちの夜」 “Night of the Fox”
- 「地獄の季節」 “A Season in Hell”
- 「反撃の海峡」 “Cold Harbour”
- 「鷲は飛び立った」 “The Eagle Has Flown”
- 「シバ 謀略の神殿」 “Sheba” (”Seven Pillars to Hell” を改稿)
- 「双生の荒鷲」 “Flight of Eagles”
- “The Key of Hell”
- “Bad Company”
- “Dark Justice”
- “Without Mercy”
ショーン・ディロン シリーズ
- 「嵐の眼」 “Eye of the Storm”
- 「サンダー・ポイントの雷鳴」 “Thunder Point”
- 「闇の天使」 “Angel of Death”
- 「密約の地」 “On Dangerous Ground”
- 「悪魔と手を組め」 “Drink with the Devil”
- 「大統領の娘」 “The President’s Daughter”
- 「ホワイトハウス・コネクション」 “The White House Connection”
- 「審判の日」 “Day of Reckoning”
- 「復讐の血族」 “Edge of Danger”
- 「報復の鉄路」”Midnight Runner”
ハリー・パターソン名義
- “Sad Wind from the Sea”
- “Cry of the Hunter”
- “The Thousand Faces of Night”
- 「復讐者の帰還」 “Comes the Dark Stranger” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- 「地獄の群衆」 “Hell is Too Crowded” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- 「裏切りのキロス」 “The Dark Side of the Island” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- “A Phoenis in the Blood”
- “Thunder at Noon”
- 「獅子の怒り」 “Wrath of the Lion” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- “The Graveyard Shift”
- 「鋼の虎」 “The Iron Tiger”
- “Brought in the Dead”
- “Hell is Always Today”
- 「勇者の代償」 “Toll for the Brave” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- 「ヴァルハラ最終指令」 “The Valhalla Exchange”
- 「脱出航路」 “Storm Warning” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- 「裁きの日」 “Day of Judgment” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- 「ウィンザー公掠奪」 “To Catch a King”
- 「暗殺のソロ」 “Solo” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- 「ルチアノの幸運」 “Luciano’s Luck” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- 「テロリストに薔薇を」 “Touch the Devil” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- 「デリンジャー」 “Dillinger” (”Thunder at Noon” を改稿)
- 「黒の狙撃者」 “Confessional” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- 「ダンスホール・ロミオの回想」 “Memories of a Dance Hall Romeo” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
マーティン・ファロン名義
- “The Testament of Caspar Schultz”
- 「虎の潜む嶺」 “Year of the Tiger” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- 「地獄の鍵」 “The Keys of Hell” (後にヒギンズ名義で改稿)
- 「謀殺海域」 “A Fine Night for Dying” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
ヒュー・マーロウ名義
- “Seven Pillars to Hell” (後にヒギンズ名義で”Sheba” に改題)
- 「闇の航路」 “Passage by Night” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- 「雨の襲撃者」”A Candle for Dead” (”The Violent Enemy” を改題。翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
ジェームズ・グレアム名義
- 「勇者たちの島」 “A Game for Heroes”
- 「サンタマリア特命隊」 “The Wrath of God” (翻訳版ではジャック・ヒギンズ名義)
- 「暴虐の大湿原」 “The Khufra Run”
- 「ラス・カナイの要塞」 “Bloody Passage” (米国版のタイトルは”The Run to Morning”)
Marlboro
伯父がモータースポーツ・フォトグラファーだった事もありMarlboroというブランドは身近にあるブランドだった。
1924年にフィリップ・モリス社は「Mild as May」(5月のようにまろやか)のキャッチフレーズにマールボロを「女性向けたばこ」として売り出した。
名の由来は街の名前だとか将軍の名前だと諸説あるが、Marlboroの日本語公式サイトではに最初に工場があった町モールブラ(en:Marlborough:イングランド南部ウィルトシャー)が由来とされている。フィリップ・モリス社の他のブランドがケンブリジ、ダービーなど「地名」であることを思うとやはり妥当な気がする。商品のネーミングとしては余りにもマイナーな町の名前を採用したことによって、もうひとつのストーリーがうまれた。
『Man Always Remember Love Because Of Romance Over(男はロマンスを失ったために愛を思い出す)』の頭文字から来ているというのである。
このセンテンスは、ジャック・ヒギンズの世界に憧れていた僕に強烈過ぎるイメージを植え付け、イメージカラーの赤・白・黑は常に意識するとものとなった。当時のF1はいまほどメジャーなものでは無かった。カーグラフィックス誌で結果発表が白黒4ページと言うのが普通だった。ニキ・ラウダ、マリオ・アンドレッティ、ジェームス・ハントなど僕のヒーロー達がこの名前を背にしてサーキットを走って行く写真。その写真は僕の中で赤・白・黑に塗られていた。
ある日、伯父がフィリップ・モリス社のエンブレムの事を教えてくれた。パッケージだけ見ていても良く見えないのだが、左に王冠といただいた馬、右の叫ぶと獅子(2頭の馬に見えるのはLOGOの簡易化の為)とフィリップ・モリスのイニシャル【PM】が中央の楕円に書かれ、【veni,vidi,vici】と書かれている。紀元前47年の【ゼラの戦い】に勝利したガイウス・ユリウス・カエサルが、自軍の勝利をローマにいるガイウス・マティウスに伝える手紙に書かれていたのが『veni,vidi,vici』、「来た、見た、勝った」だ。現在のLOGOはリボンには【PHILIP MORRIS(INTERNATIONAL)】と描かれている。
風をひこうが、心臓の手術をしようが『Man Always Remember Love Because Of Romance Over』、『veni,vidi,vici』この2つの言葉に飾られたMarlboroを止められる訳が無い。もちろんタバコを飲みだしてからMarlboroから一度もブランドを変えたことはない。生活スタイルに欠かせない一部だ。
パッケージの基本デザインは今現在も変更されていない。リーダーズ・ダイジェスト誌のおかげでパッケージがダラシがなくなったが、マールボロ・シェブロン(三角形の傘のデザイン)は健在だ。ボックス、ライト、ゴールド・オリジナルなど今では多くのヴァリエーションが有るがMarlboroはひとつだ。コンビニエンス・ストアーでMarlboroと言っているのに、「ボックスでよろしいですか?」と聞いてくる店員を何度、殴り倒そうかと思ったことか。臭いがやだからiQOSにした、タール、ニコチンが多いいから軽いタバコした、こんな人達はなんでタバコを吸っているんだろう。
物が溢れ、選択肢が多くなった。その分、物を持つ意思がなくなった。
飲めればいい酒、吸えればいいタバコ、走ればいい車。それには追加される言葉が【安全・安心】。つまらない時代になってきた。
日本では2004年にライセンス契約を終了している為、現在では輸入販売となり、日本で販売してしている物は韓国製になっている。